6月に配属されてきた新人の補助指導者として日々新人と接していて
感じた私の感じた新人教育の難しさと試行錯誤している工夫を紹介します。
新人教育の難しいところベスト3
第3位 リモートワーク
コロナが流行する前までは現場配属されたらコーチと一緒になって仕事をして
真似をしながら覚えていくのが一般的でした。
しかしテレワークの普及に伴って新人研修すらリモートで実施している状況です。
実際目に見えない障壁は想像以上に高いです。
ちゃんと仕事ができているのか?悩んでいるのか?考えているのか?わからないことが多いです。
また、リモートの会議を実施しても全くしゃべらない。
せっかく話を振ってもこれまでの議論を聞いていなかったような回答。。。
正直何を聞いていたんだというがっかり感が押し寄せてくることもあります。
この課題に気が付いたときに感じたのが、ちゃんとやっている新人と
手を抜いている新人・要領が悪い新人との差はこの短期間でとても開いているのではないかと思いました。
第2位 どこまでわかったのかわからない
説明をしてあげても質問がないから何がわかって何がわかっていないのかがわからない。
ちゃんと説明された情報を整理できているのか?わからなかった言葉や説明はなかったかなど不安になる場面がとても多いです。
インターネットがあるから調べればたいていのことは答えが書いてある。
しかし、経験をして理解をするのと字を読んで理解したのでは絶対的に再現性に差が出ると思う。
第1位 わからないことがわからない
学生の時とは絶対的に違う環境で仕事をする。
新人も当然アルバイトとは違うのでこれまでの仕事とは一線を画すものを感じていると思う。
だけど仕事の仕方がわからないや漠然としたわからないをぶつけても当然先輩は答えをくれない。
何事もそうだが自分のことは自分しかわからないから情報を整理して自分は何がわかって何がわかっていないのかを常に把握することが大事だと思います。
実践している工夫
最初の一歩は情報の整理
仕事を依頼された時にあなたは何をしますか?
私は必ず納期を確認して計画を立てます。
新人君はなぜだか納期も確認せず作業の仕方も確認せずいきなり手を動かします。
その結果、やりきるのに時間がかかる、やり漏れが発生する、進め方がわからなくなる。
という弊害が発生します。
そのため、何かをするためには計画を立てましょうということで計画を立てさせています。
そして次に大事なのはそのスケジュールをレビューしてもらってフィードバックをもらいましょう。
何ができていて何ができていないのか、無理なく実現できるのかという実現性の観点で経験者に見てもらうと自分が気が付かなかったことに気が付けると思います。
計画を立てると自分が1日で実施できる仕事の量というのがわかるようになります。
自分がやれる量がベースでどの程度あってどれくらい増やしたいのか考えてみると目標設定がしやすいかもしれません。
完成形をイメージさせる
仕事を依頼されたらとにかく早くやらなきゃということが先行してどんなものを作るのかわかっていないままに手を動かしている人いませんか?
非効率だし成功しないからやめたほうがいいですよ。
完成形がイメージできずに家が建ちますか?
無理ですよね。一緒です。
この仕事は何を作ったら何をしたら完成なのかをちゃんと確認してから始める必要があります。
新人には1週間の計画を立てさせています。
この計画は当然1年の目標に対するスケジュールから月ごとのスケジュール週ごとのスケジュール日ごとのスケジュールという形で考えて組んでもらっています。
正直見積もりが甘いのでその計画通り仕事ができる確率は感覚値で2~3割ぐらいですね。
足りない時間は本に任せる
あまり基本的な仕事のやり方や考え方などを教えている時間は正直ない。
やってもらいたい仕事を説明してできているか確認しているだけでも精いっぱいです。
そこで今実践しているのは過去自分が読んでいた本を渡して読んでもらうことです。
自分が手を動かす時間がないなら新人に動いてもらって成長できる方法がないかと考えこの方法を実践しています。
現状2冊本を渡していますが、1冊は確実に読まれていないです。
つまりちゃんと仕事ができるという信頼感を失う行為になっていたりすることをまだ理解できていないのでまずは知識として仕事の仕方を覚えてほしいと思ってそういった内容の本をプレゼントしてます。
本を読んで意識を変えて行動を変えてもらえれば成長のスピードが大幅に上がっていくと思ってプレゼントしました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日は新人教育の難しさと工夫している点について紹介をさせていただきました。
新人教育で悩んでいる方や新人でどうしていいか悩んでいる方の少しでも参考になればと考えております。もし周りにそういった方がいればシェアしてもらえると嬉しいです。
コメント